ジュウシマツの特徴!寿命や価格など

ジュウシマツ

ジュウシマツ(十姉妹)という鳥をご存じですか? ジュウシマツは江戸時代から日本で愛されている小鳥で、優しい性格で小柄なため初心者でも飼いやすいと言われています。

近年ペットとして人気なジュウシマツですが、どのような鳥なのでしょうか?
特徴をまとめてみたので参考にしてみてくださいね!

ジュウシマツとは

ジュウシマツはスズメ目カエデチョウ科に属する鳥で、
円すい形のクチバシが前に向いている、スズメと同じフィンチ系と呼ばれる鳥です。
人間が飼いやすいように作り出した種類で、野生には存在しないようです。
原種はコシジロキンパラの亜種であるチュウゴクコシジロキンパラと考えられており、江戸時代に日本に中国から輸入されたものが品種改良され生み出されたと言われているようです。

また、キンパラ、ギンパラ、ヘキチョウなどの近縁種とは交配も可能で、ヨーロッパでは日本とは違うジュウシマツの品種が産出されています。

ジュウシマツの性格

ツボ巣とジュウシマツ

ジュウシマツはとても優しく、臆病な性格をしています。 ジュウシマツは漢字で「十姉妹」と書かれる通り、群れを好む子が多いです。 複数個体で一緒に飼っていても喧嘩をせず、みんなで仲良く過ごすことができるようで、 多頭飼いをしたい方には特にオススメです。

他の鳥にいじめられても自分から攻撃することは少なく、
人に対しても臆病な子が多いようなので、お家で飼育する際は「ツボ巣」をケージの中に用意してあげましょう。
「ツボ巣」とは藁で編まれたツボ状の巣のことで、ツボ巣があることによりジュウシマツがリラックスしやすくなります。

ジュウシマツの種類

ジュウシマツには色や模様の組み合わせによって種類や呼び名が異なるようです。 種類の一例は以下の通りです。

種類特徴
並ジュウシマツ白・黒・茶色
白ジュウシマツ真っ白
小斑ジュウシマツ白を基調に、背中に茶色の模様がある
月ジュウシマツ全身は白色で、頭頂部に円形の模様がある
一本鎗ジュウシマツ全身は白色で、尾羽の真ん中の1本に色がついている

ノーマルな「並ジュウシマツ」は、白や黒、茶色の単色で、「白ジュウシマツ」は真っ白、「小斑(こぶち)ジュウシマツ」は真っ白ですが、背中に茶色の模様があります。

「月ジュウシマツ」全身は白色で、頭のてっぺんに丸い模様があり、「一本鎗ジュウシマツ」は同じく全身が白色ですが尾羽の真ん中の1枚が色がついています。 月ジュウシマツと一本鎗ジュウシマツは比較的高値で取引されることが多いようです。

また、巻き毛の個体は「芸物十姉妹」と呼ばれ人気で、以下のような種類がいます。

種類特徴
千代田胸のみ巻き毛
梵天頭のみ巻き毛
中納言首のみ巻き毛
大納言頭・首・胸が巻き毛
キング・獅子全身が巻き毛

ヨーロッパ系の種類には以下のような種類がいます。

種類特徴
セルフチョコレート全身は焦げ茶色で胸から腹にかけて白黒のうろこ模様の羽が生えている
セルフチェスナットセルフチョコレートより色が薄め
セルフフォーンセルフチェスナットより色が薄め
パールチョコレート全身は白く、腹部が白と薄茶色の網目模様になっている

「セルフチョコレート」はヨーロッパジュウシマツの代表的な品種で、「セルフチェスナット」「セルフフォーン」は「セルフチョコレート」を基準に色の濃淡で名称が分けられるようです。「パールチョコレート」はより複雑な模様をしているのが特徴です。

ジュウシマツの価格

ジュウシマツ

ジュウシマツの価格はおおよそ2,000円〜3,000円の子が多いようです。
種類によって若干の差があるようなので、お近くのペットショップの店員さんに聞いてみてくださいね!

ジュウシマツの寿命

ジュウシマツの平均寿命は6年〜8年と言われており、
健康管理に気を付けていれば10年ほど生きる子もいるようです。

ジュウシマツの口コミ・評判

1000vaさんの口コミ

【総評】

飼育、繁殖とも容易で体も小さく、性格も穏やかなので非常に飼いやすい種類の鳥だと思います。

色や模様も個性があるので、地味ですが見ていて味のある鳥です。

また、飼育に慣れてきたら手乗りにも挑戦できます。

手乗りに育てると、ベタ慣れし、じゃれたり甘えたりと、様々な表情を見せてくれます。

値段も安く、飼いやすく、色々な飼い方が楽しめると鳥だと思います。

https://review.kakaku.com/review/55400510038/

まとめ

ジュウシマツの特徴をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
ジュウシマツは小柄で、優しく穏やかな性格をしているため鳥を飼った経験のない初心者の方でも比較的飼いやすいのではないかと思います。愛らしいジュウシマツとぜひ一緒に暮らしてみてくださいね!